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受け継ぎたいものがここにある

 仙台市   露地・施設野菜    独立自営就農(親元就農) 

〈プロフィール〉
相原 美穂(あいはら みほ)さん

出  身:宮城県仙台市
年  齢:40歳
就農時期:2015年
就 農 地:仙台市

10代以上続く農家出身。
大学卒業後、仙台の卸売市場へ就職。震災後、耕作放棄地となった農地を借り受け、本格的な営農を開始。
生産販売のみならず研修生受入や専門学校等の講師を務める。

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相原さんは、北海道の農業系の大学卒業後、仙台の卸売市場に勤務しました。
その後、震災を経験し、「生産者側に立ち、農業の魅力を伝えたい」という思いから、現職を退職し、企画力や発信力を身につけようと、日本農業経営大学校(東京)へ入学しました。2年間の学びを経て地元に戻り、独立自営就農しました。

現在は、父である亀元(はじめ)さんが代表を務める「トータスファーム」に属しながら、仙台市新浜地区を拠点に、露地野菜を主軸とした経営をされています(父とは別経営)。

 活用支援制度 :就農支援資金(制度改正により廃止)、就農準備資金(旧準備型)
相原さんの経営は、スイートコーンやねぎ等を主力に、市場を経由した小売店との契約出荷を行っていることが特徴です。栽培環境に適した、市場のニーズに沿う品目に絞ることで、収益性が高まるそうです。

トータスファーム全体では、仙台市のほか美里町にも農地があり、露地野菜以外にも施設野菜、水稲も作付けしており、将来的には組織化を検討していると言います。水稲の作付面積を拡大し、作業工程の見直しやドローン等も活用しながら省力化を図り、「働きやすい環境」を目指していきたいとのことです。

その他の活動として、農業大学校の研修生受入や専門学校の講師を務めており、若手農業者の育成にも力を入れています。相原さんは、農業現場へ人を呼び込み、作る喜び・やりがいを持ってもらいたいと言います。

新規就農する際のポイントとして、「最初から無理はせず時間をかけて自分ができる範囲のスタイルを見つけて欲しい」と相原さんは言います。また、農業を始めることは起業と同じで、資金も必要です。品目毎に技術も異なるため、何度も現場に出向き、自分が納得できる品目や方法を見つけて欲しいとのことでした。
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