経営の多角化を考え、施設園芸で親とは別経営を実現
登米市 施設園芸 独立自営就農
<プロフィール>
田口 知幸(たぐち ともゆき)さん
出 身:宮城県
年 齢:41歳
就農年月:2021年2月
就 農 地:登米市
<プロフィール>
田口 知幸(たぐち ともゆき)さん
出 身:宮城県
年 齢:41歳
就農年月:2021年2月
就 農 地:登米市
家は米の専業農家。高校卒業後、地元の会社に就職。
農業法人に勤務したことがきっかけで、仕事としての「農業」に興味を持つ。
両親とは異なる「きゅうり」で独立し、着実に収量を伸ばす。
両親とは異なる「きゅうり」で独立し、着実に収量を伸ばす。
県内一のきゅうり産地で着実に収量を伸ばす
田口さんは、小さい頃から農業が身近にあり、高校卒業後は、会社勤務をしながら父の水稲栽培を手伝っていましたが、将来、農業で生計を立てていくことを考えた時、経営の多角化が必要と感じ、品目の相談のため農業改良普及センターに行きました。
その時に紹介されたのは、宮城県内で生産量トップの「きゅうり」でした。登米市のきゅうり栽培は、JA部会を中心に100名近く生産者がおり、県内で唯一、きゅうりの選果場を所有していることから、箱詰め等の作業が省けるメリットがあります。
きゅうり栽培に関する技術を身につけるため、当時のきゅうり部会長宅で2年間研修を受けました。研修場所で、県主催の環境制御技術研修会があり、より実践的な環境制御技術を身につけることができたそうです。
その時に紹介されたのは、宮城県内で生産量トップの「きゅうり」でした。登米市のきゅうり栽培は、JA部会を中心に100名近く生産者がおり、県内で唯一、きゅうりの選果場を所有していることから、箱詰め等の作業が省けるメリットがあります。
きゅうり栽培に関する技術を身につけるため、当時のきゅうり部会長宅で2年間研修を受けました。研修場所で、県主催の環境制御技術研修会があり、より実践的な環境制御技術を身につけることができたそうです。
活用支援制度 :就農準備資金
産地パワーアップ事業(JA部会として)
経営開始資金
産地パワーアップ事業(JA部会として)
経営開始資金

研修中に、地元の農業委員から空きハウスの紹介があり、現在の鉄骨ハウスを借りる事ができました。同時期にJA部会で、国の事業を導入し、面積拡大を検討していたため、田口さんも事業を活用し、中古ハウスの修繕や被覆資材、暖房機等を事業で導入をすることとなりました。
研修を行いながら、事業の申請書類を作成する事がとても大変だったと言います。しかし、具体的に目標収量や金額、経費を考え、事業計画を作成していく中で、経営者としての自覚も出てきたそうです。
研修終了後、ハウスの修繕や準備を行い、きゅうりを定植できたのは8ヶ月後で、定植1ヶ月後から収穫が始まりました。現在は、鉄骨ハウス1,080㎡とパイプハウス590㎡で、年2作きゅうりを栽培しています。就農4年目で、事業導入時の目標だった30t/10aを超え、売上も順調に伸ばしています。労働力は本人と両親の3人ですが、JAの選果場を活用することで、栽培管理に集中でき、病害虫対策や株の仕立てを適期に行え、収量アップにつながっているそうです。
新たに農業を始めようと考えている人には、まずは自分の農業への適性を判断する、就農時のお金を準備する、自ら積極的に動いて情報を収集する等、就農時のポイントを教えて下さいました。
研修を行いながら、事業の申請書類を作成する事がとても大変だったと言います。しかし、具体的に目標収量や金額、経費を考え、事業計画を作成していく中で、経営者としての自覚も出てきたそうです。
研修終了後、ハウスの修繕や準備を行い、きゅうりを定植できたのは8ヶ月後で、定植1ヶ月後から収穫が始まりました。現在は、鉄骨ハウス1,080㎡とパイプハウス590㎡で、年2作きゅうりを栽培しています。就農4年目で、事業導入時の目標だった30t/10aを超え、売上も順調に伸ばしています。労働力は本人と両親の3人ですが、JAの選果場を活用することで、栽培管理に集中でき、病害虫対策や株の仕立てを適期に行え、収量アップにつながっているそうです。
新たに農業を始めようと考えている人には、まずは自分の農業への適性を判断する、就農時のお金を準備する、自ら積極的に動いて情報を収集する等、就農時のポイントを教えて下さいました。