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就職先が大好きな牛に携われる場所でした

 大崎市   畜産     雇用就農 

<プロフィール>
佐竹 青空(さたけ そら)さん

出   身:宮城県
年   齢:23歳
就農年月:2022年4月
就 農 地:大崎市

家は水稲の兼業農家。農業大学校卒業後、公益社団法人みやぎ農業振興公社に勤務。
高校時代から描いていた牛に関わる仕事に就きたいという思いを実現し、現在は、公社の岩出山牧場で子牛の哺乳を担当。

自分が育てた子牛の成長が仕事の励みに

佐竹さんの実家は水稲を栽培し、小さい頃から農業は身近にありました。もともと動物好きではありましたが、農業高校に進学し、生物部の調教班という部活動に所属したことがきっかけで、本格的に牛と関わることになりました。

この部活動では、和牛の飼養管理の他、和牛の調教(手綱1本で和牛の前進、後退、停止などを操り、牛の能力を最大限引き出した上で、飼養管理をしやすくしたり、共進会で姿勢をよく見せたりする技術)を実際に農家の方から学んだそうです。2年生からは畜産コースを専攻し、将来は牛を飼いたいという夢を持ち、宮城県農業大学校の畜産学部に入学しました。

畜産学部の1年次、和牛の一貫経営を実践する農家への派遣学習を通して、実際の畜産農家の仕事の大変さを経験し、独立自営で一から畜産経営を行うことは難しいと判断し、2年次には就職に切り替え、牛と関わる場所への就職先を探したそうです。その時、1年次に畜産実習で訪問した(公社)みやぎ農業振興公社の岩出山牧場が求人を出していると知り、応募することになりました。

 活用支援制度 :就農準備資金
岩出山牧場は、和牛200頭ほどが飼養されており、繁殖、肥育部門があります。佐竹さんはこのうち、子牛の哺乳を担当しており、生後間もない子牛を3ヶ月間で100kgまで育成することを目標にしています。哺乳の時期に、子牛1頭ごとに体の調子を見ながら最適な量を判断し、しっかりとエサを食べられる体をどのように作るかが悩みとのことでした(多いときは15頭の子牛を見る)。

また、就職2年目からは女性の同僚と宿直を行い、現在は月4回の宿直をこなします。宿直時、牛が10数頭脱走したことがあり、暗い中を牛舎に誘導したと笑いながらお話ししていました。大好きな牛に毎日携わりながら、先輩から学んだ技術が実践できること、自分が育てた牛が子牛市場で高く売れた時は、とてもうれしく、やりがいのある楽しい仕事だと感じたそうです。

また、就職先の福利厚生がしっかりしているため、女性でも安心して働くことができ、非農家でも、農業を仕事にできることを実感しているとお話しして下さいました。
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